世界の機関投資家で組織するカーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP、本部・英国)が、企業の温室効果ガス排出量に関する情報公開の程度を評価した世界の大企業ランキングを、7日までにまとめました。トップはドイツの医薬品大手バイエルとスイスの食品大手ネスレで、日本企業ではパナソニックが10位に入りました。
CO2排出量の最近のブログ記事
今月28日、原発を保有する電力会社9社のCO2排出量が平成23年度は前年度比18%増の約4億3千万トンと、過去最大になったことが分かりました。 電力各社は排出量を今年度までの5年間で1990(平成2)年度比20%削減する自主目標を掲げていますが、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)に続く原発再稼働の見通しは立っておらず、達成は難しい状況とのこと。
続きを読む: 23年度の電力会社CO2排出量が過去最大に
ホンダは8月27日、グローバルでの事業活動や、顧客のホンダ製品使用時を含む全ての温室効果ガス排出量を開示しました。
続きを読む: ホンダが原材料調達~廃車のCO2排出量を業界で初開示
米エネルギー情報局(EIA)は2日、今年第1四半期(1~3月)の同国におけるエネルギー消費によるCO2排出量が過去20年間での最低だったと発表しました。 天然ガス価格の記録的安さを背景に、石炭火力発電からガス火力発電への移行が進んだことが主因。
続きを読む: 今年1~3月の米CO2排出量 過去20年で最も減少
東北電力は1日、2011年度のCO2排出量が前年度比52%増の4113万トンだったと発表しました。東日本大震災で原子力発電所が停止し、火力発電所の燃料消費が膨らんだことと、設備復旧に経営資源を集中させるため、排出量取引も減少したためです。
続きを読む: 東北電力 2011年度CO2排出量52%増加
関西電力は、発電に伴う2011年度のCO2排出量が、前年度の約1.4倍になったと発表しました。東京電力福島第一原発の事故で原発を稼働できず、火力発電に大きく依存したことが原因といいます。
続きを読む: 関電、2011年度、CO2を1.4倍排出
イギリス政府は、世界に先駆け、ロンドン証券取引所のメインマーケットに上場されたすべての企業に対し、2013年4月から年次報告書に温室効果ガス排出量のデータを盛り込むことを義務付けます。その後、2015年に見直しを行い、2016年からこの取組みをすべての大企業に拡大するかどうかを大臣らが決定するとのこと。

続きを読む: EUの乗用車からのCO2排出、昨年は3%減少
中国や英国、米国の科学者チームは10日、英科学誌ネイチャー・クライメット・チェンジに掲載された研究報告で、中国のCO2排出量は実際にはこれまで考えられていたよりも20%近く多い可能性があるとの見解を示しました。この結果、世界の気候変動のペースは予想より速くなることも考えられるといいます。
続きを読む: 中国のCO2排出量統計にばらつき=科学者チーム
再生可能エネルギーを産出するあらゆる施設の試験、建設、輸送、据え付け、解体に大量のエネルギーが使われています。これに石炭関連のエネルギーが使われることもしばしばです。ですが、クリーンエネルギー施設がその始まりから終わりまでの間に排出する温室効果ガスを、化石燃料を使うエネルギー施設の同期間と比べた場合はどうでしょうか?
続きを読む: 「導入から解体まで」の温室効果ガス排出を比較、米研究