ホンダが原材料調達~廃車のCO2排出量を業界で初開示

 ホンダは8月27日、グローバルでの事業活動や、顧客のホンダ製品使用時を含む全ての温室効果ガス排出量を開示しました。

 2011年の温室効果ガスの総排出量は2億2506万トンで、昨年策定された国際的な算出基準に準拠し第三者機関による認証も受けました。同基準にのっとって供給網全体でのCO2排出量を公開するのは世界の自動車業界で初めてとなります。

 11年度の内訳は顧客による「製品使用」が87%と最も多く、「自社活動」による排出が1.9%、「原材料の採掘・調達・輸送、製品破棄」 が11.1%でした。12年度以降も同様の方式でデータを公開する方針で環境対応を進めるとのこと。

 供給網全体でのCO2排出量については昨年10月、世界の有力企業が加盟する「持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)」など が世界基準を策定しました。これまで多くの企業が独自の基準でデータをまとめてきましたが、日本の電機メーカーなども新基準への対応を急いでいます。普及が進めば同 じ基準でのCO2排出量の比較が容易になります。

 地球温暖化が問題となっている中で、ホンダは、モビリティーに携わる会社として責任を持って温室効果ガス排出量を算定、開示をすることで、全世界での温室効果ガス低減に向けた取り組みを積極的に推進するとのこと。

(日本経済新聞) (Response)


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