関西電力は、発電に伴う2011年度のCO2排出量が、前年度の約1.4倍になったと発表しました。東京電力福島第一原発の事故で原発を稼働できず、火力発電に大きく依存したことが原因といいます。
関電によると11年度のCO2排出量は6569万トンで、前年度の4703万トンを大幅に上回りました。関電の原発11基は11年度、定期検査後、再稼働できず、12年2月にはすべてが停止。発電全体に占める11年度の原発の割合は26%となり、前年度(51%)からほぼ半減。一方、火力発電は61%で 1.6倍になりました。
関電は、温室効果ガスの削減量を定めた京都議定書(1997年)に基づき、08~12年度の販売電力当たりのCO2排出量の割合を、平均で90年度から20%減らす方針ですが、原発による発電量の不足分を火力発電に頼れば頼るほど、CO2排出量は増加し、目標が達成できない可能性も高く、目標の達成は「非常に厳しい状況」(広報)としています。
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