香川大瀬戸内圏研究センターの一見和彦准教授のグループは17日、高松市内の河口干潟に生息する植物プランクトン珪藻(けいそう)が、世界で最も速いスピードで増殖し、最大で通常の10倍の速度で増殖することを発見したと発表しました。【写真:キートケロス・サルスギネウム(香川大瀬戸内圏研究センターの一見和彦准教授提供)】
光合成生物の中で最速の増殖スピードを持つこのプランクトンは「スーパー珪藻」と名付けられました。一見准教授は「分裂に伴う光合成の速さを生かしたCO2の吸収源など有用資源としての活用などに研究を発展させたい」としています。
二枚貝や、稚魚が食べる動物プランクトンのえさとして大量生産が期待できるほか、将来的には、効率的なCO2の吸収やバイオ燃料の生産に活用できる可能性があるといいます。
プランクトンの種類は「キートケロス・サルスギネウム」で、大きさは3~6マイクロメートル。通常の植物プランクトンが1日1~4分裂にとどまるのに対し、25~35度の高水温など一定の環境下で1日10分裂し、千倍以上に増えるとのこと。
(47NEWS) (YAHOO!ニュース)
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