温室効果ガスの最近のブログ記事

 今月20日、宇宙航空研究開発機構は北極海の海氷面積が、349万平方キロ・メートルになったと発表しました。1978年に観測を始めて以来の最小記録を更新したとのこと。
 英科学誌ネイチャーに掲載された2本の研究論文で、地球温暖化で北極圏の永久凍土や南極の氷床が融解し、何万年にもわたって閉じ込められていたCO2やメタンが放出されていると警告しています。
エンガワになるカレイ.JPG 回転ずしで人気メニューの「エンガワ」ですが、温暖化で氷の融解が急速に進むグリーンランドで、氷が薄くなり穴を開けて取るカレイ漁が困難になり、輸入の減少が予想されています。
【写真:エンガワになる巨大カレイ=イルリサット・グリーンランド 47NEWS】

旅客機の国際線が、地球温暖化の研究に、上空約10kmでほぼ毎日CO2を計測して、データを収集する装置を発表しました。
 地球温暖化が進むと2070年代の8月の平均最高気温は東京、大阪、 名古屋で現在より2度以上高くなり、名古屋と大阪は35度以上の「猛暑日」状態という予測を、筑波大の日下博幸准教授(気候学)らの研究チームがまとめました。
 政府が進める国内のエネルギー政策見直しで、経済産業省の審議会が想定する将来の石炭火力の発電比率が、環境省の審議会の想定に比べ大幅に高く、これがCO2削減の可能量を少なくしていることが13日、分かりました。
 中国や英国、米国の科学者チームは10日、英科学誌ネイチャー・クライメット・チェンジに掲載された研究報告で、中国のCO2排出量は実際にはこれまで考えられていたよりも20%近く多い可能性があるとの見解を示しました。この結果、世界の気候変動のペースは予想より速くなることも考えられるといいます。
 再生可能エネルギーを産出するあらゆる施設の試験、建設、輸送、据え付け、解体に大量のエネルギーが使われています。これに石炭関連のエネルギーが使われることもしばしばです。ですが、クリーンエネルギー施設がその始まりから終わりまでの間に排出する温室効果ガスを、化石燃料を使うエネルギー施設の同期間と比べた場合はどうでしょうか?
 米シンクタンクの天然資源保護協会(NRDC)は地球温暖化が今世紀末まで現在のペースで進行した場合、暑さに起因した病気による死者が全米の都市部で約15万人増えるとの研究結果を公表しました。
 環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)は15日、「生きている地球レポート2012」を発表しました。この中でWWFは世界の生物多様性が1970年以降 平均で28%失われたと指摘し、現在の水準の消費活動やCO2排出量を支えるのに十分な土地や森林を確保するには、地球の大きさが今の 1.5倍にならなくてはならないことになると訴えました。

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