今月20日、宇宙航空研究開発機構は北極海の海氷面積が、349万平方キロ・メートルになったと発表しました。1978年に観測を始めて以来の最小記録を更新したとのこと。
宇宙機構の観測衛星「しずく」で確認しました。海氷面積はその後、冬に向けて気温が下がり始めたため増加に転じており、これが観測史上の最小記録になるとみられます。
宇宙機構は「地球温暖化の影響が出ている」とみています。北極海では近年、薄い海氷が多く、解けやすい状態だったことに加え、8月上旬に大型の低気圧が発生し、海氷が海水とともにかきまぜられたことで縮小が進んだといいます。
環境保護団体は「このままでは北極の氷が消失してしまう。各国は積極的な温暖化対策を取るべきだ」と訴えています。北極は特に地球温暖化による気温上昇の影響を受けやすいとされています。
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