米シンクタンクの天然資源保護協会(NRDC)は地球温暖化が今世紀末まで現在のペースで進行した場合、暑さに起因した病気による死者が全米の都市部で約15万人増えるとの研究結果を公表しました。
NRDCは温暖化で深刻な打撃を受けるのは都市部の高齢者と子供と指摘。政府に温室効果ガスの排出規制策を促すとともに各都市にも社会的弱者への対策を講じるよう求めています。
研究は北米の平均気温が今世紀中に約2~6度上昇するとの科学者の予測を基に熱中症や心臓の病気など暑さが原因で命を落とす人が全米40の大都市でどの程度増加するかを試算しました。
全都市部で2050年までに約3万3千人、99年までに約15万人が死亡すると分析。99年までの推定死者数は南部ケンタッキー州ルイビルが約1万9千人で最も多く、中西部デトロイトの約1万7900人、中西部クリーブランドの約1万6600人が続きました。(MSN産経ニュース)
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