地球環境の最近のブログ記事

 今月20日、宇宙航空研究開発機構は北極海の海氷面積が、349万平方キロ・メートルになったと発表しました。1978年に観測を始めて以来の最小記録を更新したとのこと。
 英科学誌ネイチャーに掲載された2本の研究論文で、地球温暖化で北極圏の永久凍土や南極の氷床が融解し、何万年にもわたって閉じ込められていたCO2やメタンが放出されていると警告しています。
エンガワになるカレイ.JPG 回転ずしで人気メニューの「エンガワ」ですが、温暖化で氷の融解が急速に進むグリーンランドで、氷が薄くなり穴を開けて取るカレイ漁が困難になり、輸入の減少が予想されています。
【写真:エンガワになる巨大カレイ=イルリサット・グリーンランド 47NEWS】

 国連持続可能な開発会議(リオ+20)が20日(日本時間同日夜)から3日間の日程で、ブラジルのリオデジャネイロで開かれます。約120カ国の首脳レベル らが参加。環境と経済を両立させる「グリーン経済」の実現がテーマで、日本は東日本大震災の経験から「強靱な社会づくり」などを訴えます。最終日の22日に採択される文書は、今後の地球環境政策の基礎となります。
 山形、宮城県境にまたがる蔵王連峰の樹氷を研究している山形大の柳沢文孝教授(環境科学)が、年代ごとに樹氷が観測された範囲を地図にまとめました。年を経るごとに標高が上昇し観測範囲が狭くなっており、柳沢教授は「地球温暖化の影響は明白だ」と話しています。
 米シンクタンクの天然資源保護協会(NRDC)は地球温暖化が今世紀末まで現在のペースで進行した場合、暑さに起因した病気による死者が全米の都市部で約15万人増えるとの研究結果を公表しました。
 環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)は15日、「生きている地球レポート2012」を発表しました。この中でWWFは世界の生物多様性が1970年以降 平均で28%失われたと指摘し、現在の水準の消費活動やCO2排出量を支えるのに十分な土地や森林を確保するには、地球の大きさが今の 1.5倍にならなくてはならないことになると訴えました。
 気象庁は16日、岩手県大船渡市の大気環境観測所で定点観測している温暖化ガスのCO2について、3、4月の月平均濃度が1987年の観測開始以降、初めて400PPMを超えたと発表しました。
 約1万年前に氷河期が終わりを迎えた最大の要因は、CO2の急増だったとの分析を、米ハーバード大などの国際チームが突き止め、5日付の英科学誌ネイチャーに発表しました。CO2の増加が地球環境に大規模な変化をもたらすことを示す成果として注目されています。
 環境省は、深刻化する地球温暖化問題に関する最新情報をまとめて、広く一般に知ってもらうため、パンフレットとして公開を始めました。

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