クレジット事例紹介

森林組合におけるJ-クレジット(旧J-VER)開発
森林吸収J-VERクレジット開発のきっかけ
グリーンプラスさんと初めてお会いしたのは、2008年の暮でした。当組合でも新たな収益源になるJ-VERの可能性については調査を進めておりましたが、申請の手続きが当組合内では困難なこと、創出したJ-VERクレジットをいかに販売するかの二点がネックとなっていました。
地域の課題
これは当組合管轄だけの話ではありませんが、組合員はどんどん高齢化し、また不在地主などもおり、合理的な面施業は困難です。施業して伐採した木を販売して組合員に戻るお金は微々たるものです。
グリーンプラスの提案
グリーンプラスさんは、山林は保有していませんが、京都クレジットの植林CDMプロジェクトの申請書作成能力や、マーケティング能力に長けているとのことで、ややこしい申請作業と、この新しい排出権という商品の販売を引き受ける、ということでした。
結果(現状報告)

結果としては、当組合では既に収支はプラスで、J-VERクレジットの販売益を組合員に還元しています。またクレジットの販売益だけでなく、企業の方などが森林にたくさんいらしてくれましたので、組合内では観光課などと冷やかされましたが、町にも新たな期待感が芽生えているところです。このプロジェクトに取り組んで正解だったと感じています。
お客様の声

ご担当者:環境対策室 渡辺俊一室長
当組合でも、グリーンプラスさんとやり取りを重ね、検証の回を踏み、ようやくJ-VERクレジットの創出・販売まで一連の理解が出来ましたが、我々が得意とするのは森林整備と木材の加工・販売です。お互いに得意ジャンルでパートナー契約をするのがこれからの仕事の仕方だと思います。
URL:http://www.kitaakita.or.jp/j-ver.html
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企業が社会貢献活動を行う際には、社会との共有価値が創造できるかが重要です。永らく経済的インセンティブがなかった山村との連動を図り、企業やその消費者と山村との共有価値創造をご提案します。

森林クレジット開発サポート
環境省のJ-クレジット(旧J-VER)は、低炭素社会実行計画の目標達成やカーボン・オフセットなど、様々な用途に活用されます。申請書や計画書の作成、環境省や検証機関とのやり取りなど、国内ナンバーワンの豊富な経験でサポートします。
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