日本海のメタンハイドレート埋蔵 3年間で集中調査

メタンハイドレート.jpg 次世代資源「メタンハイドレート」開発で、経済産業省が日本海で実施する調査計画が26日分かりました。早ければ今年夏までに新潟県沖と石川県沖で開始、2015年度までの約3年間で集中的に調査し、日本海全体の埋蔵量を把握するとのこと。
【写真:東洋経済】

 「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートは今月12日、愛知県沖でガス産出試験に成功。日本海でも幅広い海域に存在する可能性が指摘されており、国産の次世代エネルギー資源として一段と期待が高まっています。経産省は13年度予算案で10億円の調査費を計上しており、26日に自民党の資源・エネルギー戦略調査会の小委員会で概要を示しました。

  計画では、新潟県佐渡市沖と石川県・能登半島沖で約3週間、自動探査機を使って海底を調べます。今年夏から秋にかけては新潟県上越市沖でも実施。14年度は 秋田県・山形県沖と島根県の隠岐島周辺、15年度は北海道周辺でも調査に乗り出します。データの分析を踏まえて試掘も実施するとのこと。

 日本の燃料の自給率を考えると、石油は約0.3%、天然ガスも3%と、ほとんどを海外からの輸入に依存しています。メタンハイドレートは日本の領海内にある資源であり、諸外国の事情にかかわらず使うことができます。その生産技術を磨いていくことは、経済的にもエネルギー安全保障の上でも非常に重要と考えられています。現状はまだ小規模の試験生産の段階ですが、メタンハイドレートの研究では日本が最先進国と言われており、早期の商業生産に向けて日本の技術力に期待が高まっています。

(MSN産経ニュース) (東洋経済)


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このページは、green plusが2013年3月27日 10:26に書いたブログ記事です。

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