世界気象機関(WMO)が28日、カタール・ドーハで開かれている国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)で、2012年の世界の気候は平均気温を引き下げるラニーニャ現象があったにもかかわらず、観測史上9番目に高く、各地で極端な異常気象による災害が多発したと発表しました。
WMOによると、太平洋赤道付近のペルー沖で海面水温が低下するラニーニャ現象が発生したのに伴い、今年1~3月は気温は低めに推移しました。しかし、4月に終息した後は上昇。今年1~10月の世界の平均気温は1961~90年の平均気温である14.2度を0.45度上回り、記録が残る1850年以降の約160年間で9番目の高さとなりました。
(YAHOO!ニュース) (日本経済新聞)
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各地で異常気象が観測されたことも報告されました。10月に米国で100人以上の犠牲者を出したハリケーン「サンディ」のほか、9月の台風16号は、日本だけでなくフィリピンや朝鮮半島に深刻な被害をもたらしました。オーストラリアでは4~10月の降水量が例年より31%も少なかったのに対し、1~2月に欧州やロシアでは記録的な寒波となり、ロシア東部では気温が氷点下45~50度となりました。そのほか、北日本が8~9月に厳しい残暑に襲われたことや、北極海の海氷面積が9月に過去最小を記録したことも取り上げました。
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