気象庁は、世界の主な都市の平均気温や海の平均水温の長期的な変化を調べるため、およそ8300地点を対象に毎月、平年と比べてどのくらい変化したのかをまとめています。その結果、先月の平均気温はこれまで最も高かった平成21年を0.02度上回り、統計のあるこの122年間で最も高くなりました。
今回、気温の解析に用いた世界の観測点のうち、平均気温と平年との差は大きい順に、北海道旭川市で4.6度、次いで盛岡市で4.5度、3番目がロシアのシベリア地方の地点で4.4度でした。
また、札幌市で4.3度、函館市や青森市で4.2度など、記録的な残暑になった北海道と東北の都市が世界の上位10地点のうち6地点を占めました。
気象庁によりますと、今年は、シベリアやヨーロッパ東部、それに北米西部などで高気圧に覆われることが多く、晴れが続いたり暖気が流れ込んだことや、今夏にペルー沖で発生したエルニーニョ現象が影響していると分析しています。
気象庁は、「平均気温はこの100年間上昇傾向が続いていて、温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響も考えられる」と話しています。
(NHK NEWSWEB) (毎日新聞)
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