同国南西海岸モングスタッドに立地する出力約28万キロワットの天然ガス焚き複合火力発電所に設置が計画されているもので、1日約3400tの回収能力を持つCO2回収装置を設け、発電設備の排ガスからCO2を分離・回収・圧縮します。採用するCO2回収技術を選ぶために技術評価プログラムを実施し、プログラム参加が入札の条件になります。
プログラムは3段階あり、三菱重工を含む数社が2011年11月に第1段階の実行可能性調査を受注し、2012年7月に第2段階の自社技術の実証試験を受注。今回の概念設計が第3段階となり、終了後に技術が選定されます。その後入札、基本設計と進み、2016年にプラントの建設を開始。三菱重工は関西電力と共同開発した吸収液を使う方式で実証試験を行いました。
この方法は、他の方式と比べてエネルギー消費が少ないことが特長といい、概念設計では試験結果を踏まえてプラントの計画を策定し、採用を目指します。三菱重工は天然ガス、重油たき化学プラントのCO2回収で業界トップ水準の実績を誇り、ノルウェー向けでも、回収能力1日3000tのCO2回収装置の基本設計を2009年に完了。大型装置に対応する体制があります。
(EICネット) (exciteニュース)
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