ITカーズ、世界初「ガソリン混合水素エンジン自動車」発表

ガソリン水素混合自動車.jpg 情報システム開発・販売を手がける「ITカーズ」は9月25日、世界初となる水素とガソリンを燃料とする「ガソリン混合水素エンジン自動車」へのコンバージョン(機能変換)キットを開発したと発表し、車検をクリアした搭載車を公開しました。年内の一般販売を目指すとのこと。【写真:ガソリン混合水素エンジン自動車の高圧水素タンク部分  MSN産経ニュース】

 同社は2009年から開発を開始。「技術的に一番難しい軽自動車で実現すればどの車種にも搭載できる」(開発者)ことから、スズキの軽自動車「ワゴンR」に高圧水素タンクなどを取り付けました。

 ガソリン混合水素エンジンへのコンバージョンキットは、東京都市大学(旧・武蔵工業大学)総合研究所水素エネルギー研究センター・山根公高准教授の助言をもとにITカーズが開発。現状のガソリン車にコンバージョンキットを組み込むことで、環境に負荷のない水素による走行が可能となります。

 この水素エンジン自動車では、ガソリン単独と水素とガソリン混合モードでの走行ができ、モード切り替えは最適化プログラムにより自動的に行われ、パワーとレスポンスの低下を防ぎ、段付きのない燃料の入替えを可能とするなどの特長をもちます。

 ガソリン混合水素エンジンへの改造費用は、現状では受注生産のため、400万-500万円程度になる見込み。ですが、同社の竹馬徳昭社長は、「将来、量産化が進めば30万程度まで下げることが可能」だと話しています。

(MSN産経ニュース) (YAHOO!ニュース)


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このページは、green plusが2012年9月25日 23:04に書いたブログ記事です。

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