太陽光発電所は、南相馬市が再生可能エネルギーの重点導入地域に指定する沿岸部に数カ所建設し、発電能力は合わせて10万kW規模になります。年間の推定発電電力量は、一般家庭3万世帯の年間使用電力量に相当する1億500万kWhとなります。発電所の中には、環境省の「再生可能エネルギー事業のための緊急検討委託業務」で東芝が調査している2万kWの事業も含まれます。
太陽光発電所の建設と運営は、新たに設立する特別目的会社が行う予定で、出資者を国内外から幅広く募ります。さらに、太陽光発電所をはじめ、バイオマス発電、小規模水力発電といった再生可能エネルギーや、蓄電池、地域のエネルギーを管理するシステムによってエネルギーを効率利用するスマートコミュニティーの構築計画も策定するそう。
南相馬市は、地域コミュニティーを強化するまち作りや、第一次産業を核にした循環型地域産業の創造を推進。東芝は協定に基づき、太陽光発電所の建設やスマートコミュニティー構築について同市で最適となる事業内容を検討し、市の施策に協力します。東芝は今回の同市との協定締結をきっかけに、自社の経験や技術の活用を通じた被災地復興を進めるとのこと。
(EICネット) ((株)東芝プレスリリース)
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