
【写真:新日鉄エンジニアリング】
RC(鉄筋コンクリート)造7階建て延べ床面積9374m2(平方メートル)の建物で、単身用51室、独身用179室があります。環境配慮設備として、太陽熱利用システム、自然換気システム、高断熱ペアガラスサッシ、LED照明器具などを導入。開発中の新しいヒートポンプシステムと合わせ、全体のCO2排出量を従来比で20%削減するとのこと。
ヒートポンプシステムは、空調ヒートポンプと給湯ヒートポンプ、太陽熱集熱器を地中熱交換杭と同じ熱源水配管ループで結びました。地中熱利用のための地中熱交換杭を通して地盤の持つ蓄熱性を利用することで、排熱と利用熱の時間差を吸収して補助熱源の運転を最小限に抑え、省エネ性を高めました。
居住性では、プライベート空間となる個室から、各階談話スペースなどのセミパブリック空間、さらに全館共通の食堂・ラウンジなどを動線に沿って配置。仕事とプライベートの気持ちの切り替えをスムーズにできるように配慮したそうです。
1891年の官営八幡製鉄所創業から111年目を迎えたのを機に、快適、交流、長寿命、省資源・省エネ、デザインなどから計111個の提案を施設に反映させたそう。同市は新日鉄発祥の地です。
(日本経済新聞)
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