Hondaスマートホームシステム、CO2を2000年比で50%減

 Hondaは、モビリティーを活用しながら熱と電気といった生活エネルギーを家庭で創り家庭で消費する「家産・家消」の取り組みとともに災害時にエネルギーと移動を自前で確保できるなど家庭のエネルギー需給を総合的にコントロールするHondaスマートホームシステム(以下、HSHS)を導入した実証実験ハウスをさいたま市に完成させ、23日公開しました。
  この実証実験ハウスに導入されるHSHSは、

 ・CIGS薄膜太陽電池パネル
 ・ホームバッテリーユニット
 ・ガスエンジンコージェネレーションユニット
 ・給湯ユニット
 ・Smart e Mix Manager

で構成されています。

 システムの核となるSmart e Mix Managerは、電力会社からの電力とシステムを構成する各エネルギー機器からの電力を最適に制御でき、家庭からのCO2排出を削減するとともに、停電や災害時における電力供給に関して、家庭単位での自立が可能なバックアップ機能を両立できる総合的なエネルギーマネジメントシステムです。

  Hondaは、"自由な移動の喜び"と"豊かで持続可能な社会"の実現に向けて、電気自動車(以下、EV)などの電動化モビリティーやインターナビと連動させたこのスマートホームシステムの実証実験により、2000年と比べてCO2を50%削減をめざすとともに将来のパーソナルモビリティーのあり方や、客に安心と快適を提供する家庭用エネルギーのバックアップ機能の検証を行うそうです。

HONDA

CO2を2000年比50%を目指す、とありますが、電気自動車も含めての試算のようですね。ガソリンは家庭で31.5%のCO2排出源になっています。また2000年は京都議定書基準年の1990年よりも、約9.7%CO2排出量が増加しています。
単純にこれらを差し引いたら、このSHSHの住宅設備部分が実現するのは、1990年比で約10%減。あまりインパクトのあるものではないですね。


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このページは、green plusが2012年4月24日 09:22に書いたブログ記事です。

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