秋田市の市有林が削減・吸収する100トン分のCO2を、秋田銀行が105万円で買うことになりました。同行にとって、市有林による削減・
吸収分だけ自らの排出量を減らしたとみなされます。売った側の市は、収益を市有林の整備に充てることでCO2吸収力を高められることになります。
市役所で21日、穂積志市長と藤原清悦頭取が売買契約書に署名しました。頭取は「市民の環境保全の取り組みが少しでも高まればうれしい」と述べました。同行は市の窓口で使われる封筒を年間7万枚、市に寄贈しており、封筒をつくる際に出るCO2を減らしたと見なすことにするとしています。
削減・吸収分は「クレジット」と呼ばれ、国が2008年度、特定の取り組みにどの程度CO2を減らす効果があるかなどを認証する制度を設けました。市がクレジットを売るのは初めてだそう。
市によると、今年度は103ヘクタールの市有林の一部が、1428トン分のCO2を削減・吸収すると認められました。昨年末からクレジットの購入先を探しており、1月に同行が申し込んだとのこと。
(朝日新聞)
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