
脱温暖化へ向けたCO2削減の先進的な取り組みとして、広大な土地利用が可能な川崎臨海部を対象に他自治体に先駆けてメガソーラーの整備を推進。新エネルギーを核に同地区の産業構造の転換を促す狙いもあるとのこと。
運転を開始した扇島太陽光発電所の出力は約1万3千キロワット。浮島太陽光発電所(出力=約7千キロワット)と合わせて出力約2万キロワットは一般家庭約5900世帯分の年間電力使用量に相当します。2010年4月に着工、敷地面積は約23ヘクタール、太陽電池モジュール枚数は約6万4千枚に上る。CO2削減効果は年間約5800トンを見込みます。
川崎臨海部には、メガソーラーのほか、バイオマス、天然ガス発電など新エネルギーの供給拠点が集積。脱温暖化に加え、東日本大震災、原発事故を契機に、首都圏の電力供給源の主力である火力発電所も含め、多様な発電施設の集積地として自治体や企業の関心を集めています。浮島太陽光発電所を臨む川崎市の「かわさきエコ暮らし未来館」は同発電所の運転開始に合わせ開館。個人、団体ともに予想を上回るペースで来館があり、4ヶ月間で1万人を突破しました。
市は「低炭素社会の実現へ向けた従来の取り組みとともに、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの導入促進や実証の取り組みをこれまで以上に強化していく。エコ暮らし未来館を活用し、引き続き再生可能エネルギーの普及啓発にも取り組む」としています。
(カナロコ)
環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。