ホンダは28日、電気自動車(EV)などを使ってCO2排出を減らす実証実験を共同で行う埼玉県に、主力小型車「フィット」のEVの試作品を1台納車しました。今後、2012年夏までにEVを5台、プラグインハイブリッド車(PHV)5台の計10台無償貸与して、走行データなどを収集する予定です。
埼玉県では、貸与車両を県の業務に使用するほか、県庁職員や県民に貸し出して、日常での使い勝手を広く体験してもらう考えです。埼玉県は、2010年12月に国から「EV・PHVタウン」に指定され、ホンダと共同で、さいたま市や熊谷市内などで、電動二輪車の走行実験を今夏から行っています。
納車式に出席したホンダの伊東孝紳社長は「EVは近距離の乗り物としての可能性が大きい。実験を通してEVの可能性を検証したい」と述べました。
フィットEVは2012年夏のリース販売を予定しています。東芝の20キロワット時のリチウムイオン電池「SCiB」を採用し、フル充電後の最大航続距離は197キロ、240ボルトの電源を使用すると、一般的なリチウムイオン電池の半分の3時間以内で充電が完了します。付属のリモコンやスマートフォン(高機能携帯電話)などを使い、電池残量の確認や実証実験で走行した場所などの把握が容易にできるとのことです。
EVだけでなく、セグウェイなど電動式乗り物の規制緩和して欲しいところです。便利な乗り物が一般には全く普及していないのはもったいないですね。
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