平成24度予算案 省エネ化や次世代自動車など拡充

 政府は温室効果ガス排出量削減目標の達成に向け、住宅の省エネ化や次世代自動車の開発に関する予算を拡充しました。
 日本は京都議定書で、平成20~24年の排出量を2年比6%減少させる目標を提示。32年に同25%削減を達成する目標も維持したままです。ただし原発事故後、全国の原発で再稼働が困難となり、省エネによる排出量削減努力が不可欠となっています。

 24年度予算案では、窓や壁の断熱性を高め、太陽光発電などの設備を備えた住宅などの推進事業に70億円を新規計上しました。電気自動車やハイブリッド車に使用される高効率モーター用の磁石の開発にも20億円を新たに盛り込んでいます。 火力発電などで発生するCO2を大気中に出る前に回収する技術(CCS)の実証試験や開発に関する予算も前年度当初予算の約2.1倍にあたる102億円に積み増しました。

 21年に打ち上げられたいぶきの観測体制の強化や後継機開発に関する予算13億円も新規に計上。いぶきは地表の赤外線を観測するなどして、CO2などの濃度分布がわかる世界地図を作成する唯一の衛星です。CCSの技術開発や温室効果ガスの観測には、日本の地球温暖化対策への貢献を国際的にアピールする狙いもあります。
(Sankei Biz)


 最近は原子力発電に変わるCO2排出量の少ない再生可能エネルギーが注目されていますが、普及の面でヨーロッパに追いつきたいですね。


環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

環境ブログへ


トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/1197

このブログ記事について

このページは、green plusが2011年12月28日 13:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「学校ゼロエネ化推進検討外部有識者会議を設置」です。

次のブログ記事は「ホンダ、CO2削減共同実験 埼玉県にEV試作車を納車」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。