CO2地中貯留実用化向け実験 来年度から北海道で

 工場の排ガスなどからCO2を取り出し、地中に埋める貯留技術「CCS」の実験を、経済産業省が北海道苫小牧市で来年度から始めます。
 政府が地球温暖化対策として、2020年度までの実用化をめざしている技術で、国内初の本格的な実験となり、安全性や環境への影響を調べます。

 CCSは、欧米でも開発が進んでいますが、日本は北海道、福島県、福岡県を実験の候補地に考えてきました。しかし、福島県は東日本大震災の影響が大きく、福岡県は実験に必要なデータが不十分なため、まずは北海道で始めるそうです。

 苫小牧市内で運転中の製油所に、排ガスからCO2を取り出して圧縮する施設を建設し、80キロ離れた別の製油所と合わせ、年15万?25万トン分を集めます。CO2は製油所沖合の深さ約1000~3000メートルの海底まで、2本の穴を掘って埋めます。

朝日新聞

CO2地中貯留のコストは、今のところ7000~15000円と言われており、かなり高くつきます。直接貯留するという意味では、「化石燃料が出したCO2を地中に戻す」ということになり確かにわかりやすいものですが、今後も化石燃料を使い続けるのではいつまでたっても減らないことになります。安価と言われている石炭などには「貯留税」などかけてもいいかも知れませんね。

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このページは、green plusが2011年11月16日 22:47に書いたブログ記事です。

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