大分県産業科学技術センター(大分市)が、東日本大震災で海に流出した油を回収し、微生物で分解する実験を、岩手県大船渡市で実施しています。最終的に焼却処分する方法よりCO2排出量が少なく、分解後も堆肥として緑化に役立つといいます。
実験では、水をはじいて油になじむ杉の皮を綿布で包んだマット(縦横約45センチ)に、流出した油を吸着させた。樹皮や動物のふんで作った「バーク堆肥」に回収したマット約400枚を混ぜ、60~70度に保つと、堆肥中の微生物が半年ほどで油約250リットルを分解します。
大船渡市の担当者は「がれきの処理で焼却炉がなかなか空かない、被災地に有効な方法」と成果を期待しています。
(47News)
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