「スマート漁港」目指す 南伊勢・神前浦、電動漁船を導入

PK2011110802100068_size0.jpg 漁村振興策として、民間企業と連携して環境に配慮した新しい漁港づくりを図る取り組みが、南伊勢町神前浦で始まりました。手始めに電動船外機付きの小型漁船3隻が導入され6日に披露されました。地区の漁協関係者や住民らでつくる「神前浦地区振興協議会」が、電動船外機船の普及を目指すIT企業「ミツイワ」(東京)などと連携して進めます。
 電動船外機船は環境事業会社「アイティオー」(愛媛県宇和島市)が開発し、エンジンと燃料タンクの代わりに電動モーターと蓄電池を搭載。8時間の充電で約4時間の航行が可能で、音が静かなのが特長です。

 CO2を排出せず環境に優しく、ガソリン代と比べ、電気代は2割程度で済むといいます。さらに削減したCO2の排出権が売買できる国の認証取得を目指します。

 ミツイワが独自に提供する2隻は、三重外湾漁協が管理し、養殖の作業船などに貸し出す予定です。

 今後は、電動船や冷蔵設備などの電力を自然エネルギーで賄えるよう太陽光や風力発電施設の設置を図るほか、価値付けが低い水産物を流通させるためのインターネット取引の事業化も推進します。

 ミツイワは、これらで実現する未来型の漁港を「コンパクト・スマート漁港」と名付け、神前浦を全国の小規模漁港活性化のモデルとすることを目指すほか、東日本大震災で被災した東北の漁港復興に生かす考えです。

中日新聞

海の上で充電という訳にはいかないと思いますので、太陽電池などの搭載が必要ですね。

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このページは、green plusが2011年11月 8日 20:56に書いたブログ記事です。

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