伊豆沖にテーブルサンゴの群集 水温上昇で急増

TKY201110220140.jpg本来は南九州や四国などの温暖な海に多いテーブルサンゴの一種が静岡県・伊豆半島沖に群集を作っていることが国立環境研究所(茨城県つくば市)の調査で分かりました。水温の上昇が原因で起きるサンゴの「北上現象」の一つとみられます。

テーブルサンゴは直径が30?45センチ。多い場所では、海底3メートル四方あたり5株が確認されたそうです。1970年代の調査では分布の記録が全くなかった種類。直径10センチほどの小さな株も多く、ここ数年で急に数が増えた。20?21日に調査した西伊豆・田子地区の沿岸だけで、すでに千株以上が定着したとみられます。

気象庁によると、日本近海の海面水温の年平均値は、過去約100年で0.7?1.7度上昇しました。国環研の山野博哉主任研究員は「同じ場所でサンゴの定点観察を5年以上続け、温暖化による海の生態系の変化を明らかにしたい」とのこと。

朝日新聞

先日、釣り人と話をしていて、温帯の魚がどんどん釣れるようになってきたと話をしていたのを思い出しました。我々の便利な生活に急ブレーキはかけられないかもしれませんが、その影響はゆっくりと確実に他の種に影響を及ぼしているのを、覚えておかないといけないですね。

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

環境ブログへ

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/1151

このブログ記事について

このページは、green plusが2011年10月21日 12:54に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「新日鉄エンジ、石炭代替燃料のバイオコークス量産へ」です。

次のブログ記事は「コーヒーかす:燃料に CO2大きく削減 官民で試験プラント /静岡」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。