砂から太陽電池、砂漠で発電 東大などが新エネ構想

NGY201108240023.jpg サハラ砂漠の砂から太陽電池を作り、超伝導で都市に送電――。東京大、東京工業大、中部大などの研究グループが24日、名古屋市で開かれた「アジア・アラブ持続可能エネルギーフォーラム」で、新しいエネルギー供給モデルを発表しました。

 サハラ・ソーラーブリーダー(SSB)計画と名付けた研究は2008年にスタート。太陽電池の材料には主にシリコンが使われていますが、砂漠の砂にシリコンが多く含まれていることに着目。砂からシリコンを取り出して太陽電池を作り、日差しの強い砂漠に置いて発電する仕組みを考えました。

 超伝導は、物質をある温度以下に冷やすと電気抵抗がなくなり、これまでの高圧線による送電の10倍以上に効率が高まるといいます。

 中部大の超伝導・持続可能エネルギー研究センター長を務める山口作太郎教授は「東日本大震災による原発事故以降、エネルギーの安全性が求められている。SSB計画は技術的には5年ほどで可能」と話しているそうです。

朝日新聞) 

NHKサイエンスZERO

送電管の中のケーブルは液体窒素で冷やされているそうで、それが何千キロにも及ぶという壮大な計画です。 

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このページは、green plusが2011年8月25日 23:24に書いたブログ記事です。

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