日産 電気自動車から電力供給

日産は、EVのLEAFのバッテリーから、非常時などに、家庭用に電源を供給するシステムを発表しました。最大2日分の供給ができるというので震災などの対応も考えられます。

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日産自動車が開発したのは、電気自動車のバッテリーと住宅の分電盤をケーブルで結んで家庭向けに電力を供給するシステム「LEAF to Home」です。

バッテリーをフルに充電すると、一般的な家庭で使うおよそ2日分の電力を賄え、災害などで停電したときでもテレビやエアコンなどを使うことができるということです。

日産では、漏電の対策に問題がないかなどについて実証実験を行い、来年春までの実用化を目指したいとしています。日産の渡部英朗執行役員は、「震災で停電した地域の方などから、電気自動車を家庭向けの電源に使えないのかといった問い合わせや要望を多く受けたので、開発を急ぎました」と話していました。

電気自動車やハイブリッド車のバッテリーを家庭向けの電源にも使えるようにするシステムは、三菱自動車工業やトヨタ自動車も開発を進めており、今後、こうした動きが広がりそうです。

日産
プレスリリース

確かに24Kwhあれば、たいていの家庭は2日間過ごせるので、これは面白い仕組みですね。昼間にソーラーで発電してEVを充電、夜はEVから家庭に送電すれば、家庭内発電量のピーク平均化も可能です。

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このページは、green plusが2011年8月 8日 19:03に書いたブログ記事です。

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