世界約60自治体の首長らが集まり、地球温暖化防止への取り組みを話し合う「第4回世界大都市気候変動サミット」が5月31日、ブラジル最大都市サンパウロで開幕しました。
6月3日までの会期中、温暖化対策に効果的な都市交通の在り方などをテーマに議論が交わされます。温室効果ガスの排出量の多い大都市間で意見を交換し、効果的な対策を講じるのが狙いです。
京都議定書に定めのない2013年以降の温暖化対策をめぐり、今年末に南アフリカで開催される気候変動枠組み条約の第17回締約国会議(COP17)に向けて具体策を検討する場となることが期待されています。
(47news)
京都議定書の延長が危ぶまれていますが、世界の温室効果ガス排出量の約7割が都市部といわれており、国の枠を超えた世界中の大都市と連携した新たな枠組みづくりに期待しています。