震災がれきでバイオマス発電 農林省、被災地に建設計画

瓦礫.jpg東日本大震災で生じたがれきを燃料に使う「木質バイオマス発電」の普及に農林水産省が乗り出します。
 がれき処理と再生可能エネルギーの活用の両立を狙って、被災地に発電所を5カ所程度建設する計画です。関連予算を、次の補正予算案に盛り込む方向で調整中です。

 発電所は出力1万キロワット級の規模を検討しており、発電で生じる熱を給湯や暖房に利用するシステムも加え、効率的なエネルギー利用を目指すそうです。建設費用は、本体と関連施設をあわせて1カ所あたり40億円程度とされ、半額以上を民間事業者に助成する方針で、当面の予算規模は計100億円前後を見込んでいます。

 被災地のがれきは阪神大震災に比べて膨大で、今回は木材が多いのが特徴です。環境省の推計では、がれき全体で2500万トンに及び、うち7割が木質系の廃棄物とみられています。その中でも、津波に伴う塩分が少なく、柱の形が残っている木材が発電に適していますが、農水省は約500万トンが利用可能で、数年は発電できるとみています。

朝日新聞

助成金が地元企業に行き渡れば経済復興にもつながりますね。瓦礫処理の後は間伐材などの利用が促進されて、循環型社会のモデルとなることを期待しています。

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

環境ブログへ

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/1060

このブログ記事について

このページは、green plusが2011年6月16日 22:53に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「エコ収益で給食に地元野菜...愛媛・東温市、最先端の食育」です。

次のブログ記事は「ヤフーが家庭やオフィス向けに節電プランの作成ツールを公開 」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。