BPは、世界エネルギーに関する年次統計で『(昨年は)すべてのエネルギーが大きく伸びた。化石燃料の伸びを見ると、世界のCO2排出量が1969年以来最大となったことが示された。』と述べました。
国連では、京都議定書の期限が切れる2012年までに、法的拘束力のある排出規制や気候変動対策での合意を目指して協議が行われていますが、合意が成立する公算は小さいとみられています。
BPによりますと、昨年の世界のCO2排出量は5.8%増の331億6000万トンで、各国が相次いで景気後退(リセッション)から回復していることが背景にあります。このうち中国の排出量は第1位で、全体の1/4に当たる83億3000万トンでした。排出量第2位は米国で、4.1%増の61億4000万トンでした。
一方、国際エネルギー機関(IEA)は先月、2010年の世界のCO2排出量は5.9%増の306億トンとの推定を発表しました。石炭への依存度が高い新興国経済の拡大が排出量を押し上げているようです。
(ロイター)
環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。