日産自動車と日本自動車連盟(JAF)は6日、電池が切れて路上で立ち往生した「電欠」の電気自動車(EV)を現場で充電する救援車の実証運用を始めると発表しました。JAF神奈川支部に1台配備し、7日から12月31日まで実施します。
環境省からの受託事業で、日産のトラック「アトラス」を基に救援車両を開発しました。
救援車はエンジンの駆動力を活用して電気を作り出す発電機を搭載。充電時間は基本的に20分間で、日産のEV「リーフ」だと約40キロ走行でき、国内の市販EVの大半に対応できるといいます。
日産とJAFは、発電・充電器や救援車両の運用データを収集し、救援車の改善点や電池が切れやすいケースを調べる方針です。電欠のEVは充電器のある場所まで牽引する必要がありますが、JAFによると昨年8月から今年4月末までのEV関連の出動は86件あったそうです。日産の川口均常務執行役員は同日の記者会見で「EV普及に向けて救援体制の整備は不可欠」と述べ、実用化を急ぐ考えを強調しました。
まだまだ旅行にEVを使うというのは不安が有りますが、さらに救援体制が充実すれば実用化に一気に拍車がかかりそうですね。
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