カーボン・オフセットトマト大人気!

20110522-00000515-san-000-0-view.jpg消費者が口にすることでCO2の排出削減に貢献できる「カーボン・オフセットトマト」、3月のブログでも取り上げましたが、好調の様子です。を山梨県南アルプス市がテスト販売し、注目されています。
ハウス栽培の暖房燃料に重油などを使わず、果樹の枝を使うなど栽培時に温室効果ガスの削減に努め、それでも排出された分の排出権を同市が購入、値段に加算しているそうです。東京や横浜でも販売し、「環境に配慮したトマト」と好評とのこと。

南アルプス市は今回販売する5000個分の排出量を25トンと見積もり、高知県の温暖化対策事業に約30万円を投資。"やむを得ない"排出量を相殺しました。

1個食べれば、1人の一日当たりCO2排出量にほぼ相当する5キロの削減に貢献する計算。この取り組みは環境省のモデル事業に選ばれ、トマトには環境省基準の認証ラベルが貼られています。
(写真をクリックすると拡大画像で認証ラベルが見られます。)

2個250円。2、3月に計2000個を完売した東京・日本橋の山梨県アンテナショップ「富士の国やまなし館」、横浜市内のデパートでの評判も上々で、 「値段が多少高くても手に取り、買ってくれる方が多かった」とは南アルプス市地球温暖化対策室の樋泉孝司さん。5月8日には山梨県中央市のオギノリバーシティショッピングセンターで約200個が完売したそうです。

同対策室では「この仕組みが市場で評価されれば農業活性化にもつながる。市の主力農産物のサクランボ、モモにも広げていきたい」としています。

今回のカーボン・オフセットトマトの売上金は、全額を日本大震災被災地への義援金とするそうです。22日にもオギノリバーシティショッピングセンターで500個を販売する予定。売り切れ次第終了。

南アルプス市

きちんと説明すれば、商品にカーボンオフセットの価格を転嫁しても売り切れるほど付加価値が理解されるのですね。ハウス栽培もそうですが、実は稲作も少なくないメタンガスを放出しています。これがコストになるという日もやってくると思います。

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このページは、green plusが2011年5月25日 10:08に書いたブログ記事です。

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