ワタミ、2,000kWの風力発電を建設


ワタミは、グループのCO2削減を目的に、風力発電事業に参入すると発表しました。ワタミから市民風力発電プロジェクトに資金を貸付け風車建設を支援、竣工後の風車による電力と環境価値を購入する予定。

現在計画されている風車の出力は2,000kWで、年間の発電量は約450万kWh、環境価値は約2,000t-CO2相当を見込んでいます。発電量はワタミグループ全体の電力使用量の約3%に相当し、環境価値の購入によりグループの事業活動で排出されるCO2を2%削減することになるそうです。購入する電力は、ワタミの100%子会社の介護付有料老人ホームで使用する予定とのこと。

今回の風力発電事業への参入を契機に、すべての電力を自然エネルギーに転換していくことを前提として、今後の取り組み方法について検討をしていくそうです。

同社は、欧米や中国、インドに比べて停滞している、日本の再生可能エネルギーの普及促進に寄与していく考えも示しています。ワタミグループでは、グループの環境方針「2020年度CO2 50%削減(08年度比、売上高あたり)」の達成に向けて、LED照明の導入や電気使用量の見える化など、省エネルギーの取り組みを推進しているそうです。

再生可能エネルギーの幕開けですね。売電と購入を挟まずに、現地エネルギーの直接利用が進むといいと思います。リリースには都知事選に立候補した渡辺顧問の会長復帰もさりげなく掲載されていました。

ワタミPDF
(株式会社市民風力発電

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このページは、green plusが2011年5月20日 10:22に書いたブログ記事です。

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