中国の広東省は、二酸化炭素(CO2)の排出規制目標を達成するため、今後3―5年以内に省レベルの排出権取引市場を創設する計画策定し、現地の「サザン・デイリー」紙が2日伝えました。
同紙によりますと、広東省は早ければ来年あるいは再来年にも、業界による自主的な排出権取引スキームを始めるそうです。広東省はさらに、2020年までに省を超えた排出権取引プラットフォームの創設を計画しているとの事です。
広東省は国内総生産(GDP)単位当たりCO2排出量を、2050年の水準に比べ2015年までに30%、2020年までには45%削減するよう求められています。
(ロイター)
世界第2位のCO2排出国である中国で、CO2排出削減の動きが本格化することとは喜ばしい事と思います。日本を抜いてGDP世界第2位の大国になった同国が、今後は温暖化防止の世界的な枠組みにおいても積極的に参加することを期待したいと思います。