中部電力は、碧南火力発電所(愛知県碧南市)での木質バイオマスの混焼発電について、9月18日からの試験を経て、本格運用に移行する見込みです。
中部電力は、昨年5月より、石炭火力発電所において木質バイオマスを混焼させる実証実験を行ってきました。今回の1号機の試験をもって、全号機での実証試験が終了する予定です。本格運用によって、年間20?30万トンのCO2排出量を削減できるといわれています。
今回の対象発電設備は、碧南火力発電所1?5号機の石炭を燃料とした設備で、出力合計は410万kW。年間約30万トンの木質バイオマスを使用し、発電電力量は、年間2?3億kWhになる見込みだそうです。
今後、このような取り組みが増えて、森林整備や間伐プロジェクトなどが活発になれば、ますますCO2削減につながり、地球環境に優しい社会の実現に近づきます。再生エネルギーの関心が更に高まるよう期待します。