「低タンパク配合飼料利用による豚のふん尿処理からのN2O排出抑制」が、農林水産省での検討・策定を踏まえ、環境省の「オフセット・クレジット(J-
VER)制度」の対象プロジェクトとして位置づけられました。
プロジェクト概要は、以下の通りです。
豚の飼養において、通常の慣用飼料に代えて、低タンパク飼料を給餌することにより、豚の飼養に伴う排泄物管理からのN2O 排出量を抑制するプロジェクトであり、以下の7つの条件を全て満たすもの。
条件1:低タンパク飼料を給餌する家畜は、豚であること。ただし、本方論では、豚とは「肥育豚」のことをいい、「子豚」、「繁殖育成豚」、「妊娠豚」、「授乳豚」は除く。
条件2:プロジェクト実施前は慣用飼料を給餌しており、当該飼料中の窒素含有率及び粗タンパク質含有率が把握できること。
条件3:プロジェクト実施前後で排泄物管理が変わらず、下表の処理区分のいずれかに該当すること。 ○貯留 ○天日乾燥 ○火力乾燥 ○強制発酵 ○堆積発酵 ○焼却 ○浄化
条件4:プロジェクト実施時に使用する低タンパク飼料は、下記の条件を満たすこと。
○窒素含有率及び粗タンパク質含有率が把握できること。粗タンパク質含有率については、慣用飼料と比べた場合の低減率が把握できること。
○慣用飼料に比べて、粗タンパク質含有率が-1?-3%程度低減され、ふん尿中の窒素含有量の低減効果が期待できる飼料であること。
条件5:プロジェクト実施前後で、飼料の種類及び給餌量以外の飼養方法全般(ふん尿処理方法を含む)について温室効果ガス(GHG)の排出量に影響を及ぼすような変更がないこと。(例えば、飼養頭数や飼養時期等に変更がないこと。)
条件6:プロジェクト実施前に使用していた慣用飼料及びプロジェクトで使用する低タンパク飼料の給餌量が、「日本飼養標準」に基づき定める慣行レベル(標準粗タンパク質値)を上回らないこと。
条件7:プロジェクト実施前と実施後におけるライフサイクルでのGHG排出量の比較分析の結果、ライフサイクルでのGHG排出量が同等以下であることを確認し、特に、低タンパク飼料の製造時のCO2排出量については、定量的な比較の結果、慣用飼料のそれと比べて同等以下と判断できること。
この新しい方法論がなければ、この技術が一般に採用しがたい理由(「追加性」といいます)としては、経済的に、常に低タンパク飼料の方が慣用飼料よりも価格が安くなり、価格競争力があるのににも関わらず低タンパク飼料の利用が進んでいない要因として、畜産農家が、低タンパク飼料を低品質とみなしていることが、利用の普及障壁になっていると想定される、とのこと。
農林水産省リリース
N2O(一酸化二窒素)地球温暖化係数
豚が出す窒素を抑制するのに餌から見直しを進めた研究結果ですね。亜酸化窒素はCO2の310倍温暖化を進めますから、低炭素化も面白い視点が出てきたと思います。次は家畜のゲップ(メタンガス)を研究して頂きたいと思います。
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豚の飼養において、通常の慣用飼料に代えて、低タンパク飼料を給餌することにより、豚の飼養に伴う排泄物管理からのN2O 排出量を抑制するプロジェクトであり、以下の7つの条件を全て満たすもの。
条件1:低タンパク飼料を給餌する家畜は、豚であること。ただし、本方論では、豚とは「肥育豚」のことをいい、「子豚」、「繁殖育成豚」、「妊娠豚」、「授乳豚」は除く。
条件2:プロジェクト実施前は慣用飼料を給餌しており、当該飼料中の窒素含有率及び粗タンパク質含有率が把握できること。
条件3:プロジェクト実施前後で排泄物管理が変わらず、下表の処理区分のいずれかに該当すること。 ○貯留 ○天日乾燥 ○火力乾燥 ○強制発酵 ○堆積発酵 ○焼却 ○浄化
条件4:プロジェクト実施時に使用する低タンパク飼料は、下記の条件を満たすこと。
○窒素含有率及び粗タンパク質含有率が把握できること。粗タンパク質含有率については、慣用飼料と比べた場合の低減率が把握できること。
○慣用飼料に比べて、粗タンパク質含有率が-1?-3%程度低減され、ふん尿中の窒素含有量の低減効果が期待できる飼料であること。
条件5:プロジェクト実施前後で、飼料の種類及び給餌量以外の飼養方法全般(ふん尿処理方法を含む)について温室効果ガス(GHG)の排出量に影響を及ぼすような変更がないこと。(例えば、飼養頭数や飼養時期等に変更がないこと。)
条件6:プロジェクト実施前に使用していた慣用飼料及びプロジェクトで使用する低タンパク飼料の給餌量が、「日本飼養標準」に基づき定める慣行レベル(標準粗タンパク質値)を上回らないこと。
条件7:プロジェクト実施前と実施後におけるライフサイクルでのGHG排出量の比較分析の結果、ライフサイクルでのGHG排出量が同等以下であることを確認し、特に、低タンパク飼料の製造時のCO2排出量については、定量的な比較の結果、慣用飼料のそれと比べて同等以下と判断できること。
この新しい方法論がなければ、この技術が一般に採用しがたい理由(「追加性」といいます)としては、経済的に、常に低タンパク飼料の方が慣用飼料よりも価格が安くなり、価格競争力があるのににも関わらず低タンパク飼料の利用が進んでいない要因として、畜産農家が、低タンパク飼料を低品質とみなしていることが、利用の普及障壁になっていると想定される、とのこと。
農林水産省リリース
N2O(一酸化二窒素)地球温暖化係数
豚が出す窒素を抑制するのに餌から見直しを進めた研究結果ですね。亜酸化窒素はCO2の310倍温暖化を進めますから、低炭素化も面白い視点が出てきたと思います。次は家畜のゲップ(メタンガス)を研究して頂きたいと思います。
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