同風力発電事業は、三菱重工が現地建設会社のイノスと共同出資して設立した風力発電事業会社カリアクラ・ウィンドパワー(KWP)が、日本とブルガリアの京都議定書で規定された京都メカニズムの1つ共同実施(JI)として展開しています。KWPは資本金約17億円で、出資比率は三菱重工70%イノス30%とのこと。
黒海沿岸のカリアクラ岬にあるKWPの風力発電所は、1000キロワット風力発電設備35基で構成されており、発電する電力はすべてブルガリアの国営電力会社(NEK)に販売されています。
KWPの風力発電事業によって得られる排出権は年間7?8万トン規模で、全量を政府系CO2排出権プロバイダーの日本カーボンファイナンスと三菱重工が購入するそうです。
つい先日、政府は排出権の海外調達は中止を発表したばかりなのに、早速、三菱重工や日本カーボンファイナンスという国家的といえる企業のニュースがあったので取り上げました。この資本や技術の海外流出はとどまるのでしょうか?
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