庄原にバイオマス工場、日量24トンの間伐材利用

 広島県庄原市是松町の庄原工業団地内に、木質バイオマス利活用プラント「グリーンケミカル株式会社」が完成。5月10日、約80人が出席して落成式をし、間伐材の利用で新産業創出と林業振興、CO2削減への取り組みを祝いました。
 同社は、同団地でバイオエタノール実証実験を続けている環境機器ベンチャー「ジュオン」が出資した子会社です。用地6855平方メートルに鉄筋平屋建て事務所と第1工場(延べ1379平方メートル)が完成。今年度中に第2工場(1451平方メートル)を建てるとのこと。総事業費25億5300万円のうち、12億5800万円を使い、各種処理施設を完備したそう。

 

 計画では、日量24トンの間伐材などを活用。プラスチック原料のリグニン類を年間1320トン・インク原料などのセルロース系炭素同210トン・ 船舶会社用排気ガス浄化溶液同720キロリットルなどを生産、来年4月から従業員25人で本格操業するそうです。

 神事で、玉ぐしをささげて会社の隆盛を祈願した西本社長は「各方面の協力のおかげで操業にこぎつけた。恵まれた山林資源を生かし、木質バイオマスの可能性を実証し、社会に貢献したい」とあいさつしました。(毎日新聞)

 昨今、化石燃料の代替として再生産が可能な木質バイオマスをエネルギーとして利用することが求められています。木質バイオマスは太陽光エネルギーや風力エネルギーと異なり、気象条件など不安定要素による影響が少ないため、地球環境にとって必要不可欠なエネルギー源となると思います。


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このページは、green plusが2010年5月18日 12:55に書いたブログ記事です。

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