新日本石油は3月26日、愛知県豊明市に、太陽エネルギーを最大限に活用する近未来型のサービスステーション「創エネSS」をオープンしたと発表しました。
次世代SSのコンセプトモデルとして作られたもので、給油エリアの屋根は光透過型を含む太陽光発電モジュールと一体化した構造とし、サービスルームの屋根には太陽光発電と太陽熱空調のハイブリッドシステムを設置しているそうです。
太陽光発電の電力は、SSの電力の一部を賄うとともに、電気自動車への給電にも利用。また、光透過型太陽光発電モジュールによる照明用電力量の削減と、太陽熱空調による暖房で、消費電力を約12%削減し、年間のCO2排出量を約14トン削減できるとのこと。
近年、石油企業が再生可能エネルギーや新エネルギー、電気自動車の充電スタンドの導入を進めていますが、なかでも今回は次世代SSにふさわしい先進的な取り組みです。
光透過型太陽光発電モジュールを屋根に使うことで照明用電力を削減するのも、太陽熱空調も、SS以外にも、郊外のスーパーやファミレスなどでも応用できるのではないでしょうか。今後が楽しみです。
次世代サービスステーションのコンセプトモデル店「創エネSS」がオープン!