大林組とNECがRFIDタグによる省エネシステムを構築へ

 大林組とNECは3月29日、秋に完成予定の大林組技術研究所新本館に、RFIDタグによるハンズフリーでの入退管理・在席情報を活用した省エネシステムを構築すると発表しました。

 RFIDとは、Radio Frequency Identificationの略で、メモリ機能を持つICチップを内蔵した微小なICタグにデータを格納し、電波で読み書きを行い、人やモノを識別・管理できるしくみです。
 今回は、大林組が発案したパーソナル空調・照明制御の基本コンセプトを基に、NECがシステムを構築したとのこと。
 このシステムの導入により、社員が各出入口でゲートを通ったり席に着くだけで 中央監視システムへ情報が送信され、入退出扉の施解錠や、個人単位での空調・照明のON/OFFができるそうです。
さらに、空調や照明の制御によるエネルギー使用量の削減結果を中央監視システムで収集し、個人や組織単位での省エネを見える化できるんだとか。

 14日の記事「東京工科大学、照明の最適化で51%省エネ」では、エリアごとに区切って人感センサーと照度センサーを設け、照明器具と連動することで省エネを実現していましたが、大林組のシシテムではRFIDタグを活用することで個人のデスクだけに照明や空調のエネルギーを、個人が必要なだけ使用することが可能です。
 このような技術が普及すれば、オフィスの省エネが大幅に進みそうですね。省エネのほかにもさまざまなものに活用できるため、今後の広がりに期待したいです。

大林組技術研究所新本館にRFIDタグによるハンズフリーでの入退管理・在席情報を活用した省エネシステムを構築:大林組

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このページは、ミヤギコウシロウが2010年4月15日 23:32に書いたブログ記事です。

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