「地中熱空調」商機探る JFEや大林組、相次ぎ参入

 オフィスビルや商業施設の空中システムに地中熱を利用する機運が高まってきました。冬は外気より暖かく、夏は冷たい地中熱を利用すれば、冷暖房に使う電力を減らし、CO2の排出量を3~5割削減できるためです。
 東京都は4月からオフィスなど事業所を対象にCO2の総量規制を実施します。新たな省エネ対策が求められる中、建設会社などが地中熱空調システムの技術開発や営業に力を入れ始めたそうです。

 JFEエンジニアリングは土の中に鋼管くいを埋め、地中熱を空調に取り込むシステムを発売するとのこと。くいの中に熱交換用のパイプを入れ、水を循環させて冷暖房に活用します。既存の施設を使った実験では通常のエアコンに比べ消費電力が約4割少なくて済むといいます。
 
 大林組は、樹脂製チューブを地面に埋め込み、周囲に熱伝導率の高い充てん剤をまくなどして効率を高めたシステムを開発しているそうです。土地の掘削にかかる費用も工法の改良で3~4割減らすとのこと。今秋に東京都清瀬市に完成する自社の研究所にまず導入し、効果を検証したうえで本格的に営業を始める計画だそうです。(日本経済新聞)

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このページは、green plusが2010年4月 1日 18:41に書いたブログ記事です。

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