ワタミ、カーボンオフセットカクテルにJ-VERを採用

 高知県が保有するオフセット・クレジット(環境省の「オフセット・クレジット(J-VER)制度」)について、平成22年4月5日(月)付けでワタミ株式会社(代表取締役社長:桑原豊)の子会社であるワタミフードサービス株式会社とクレジットの売買契約に係る契約締結を行うそうです。
 このクレジットは、ワタミフードサービス株式会社が、全国の外食店舗居食屋「和民」、語らい処「坐・和民」、居食屋「和み亭」及び炭火焼だいにんぐ「わたみん家」の約600店舗で、平成22年4月6日に販売を開始するカーボン・オフセット付きカクテルをオフセットすることに活用されます。
カクテル1杯当たり1kgのCO2をオフセットすることとし、161,000杯分のオフセットを予定しているそうです。

 今回の契約の意義は、高知県のJ-VERに関する取組が全国の外食店舗でPRされる機会を得るほか、食品のオフセットに活用されるという初めての事例であり、オフセット・クレジットの活用の新たなる展開事例となることとしています。

 ワタミは環境・社会貢献活動として実施した環境省「ブラックイルミネーション2009」キャンペーンの一企画として、昨年6月21日~30日の10日間、国内外食チェーンで初めてカーボンオフセット付きオリジナルカクテルを販売し、その収益をNPO法人へ寄付しました。(ワタミがカーボンオフセット付きカクテルを販売 Green-Plusニュース)
 
 以前の「カーボンオフセットカクテル」にはニュージーランドの森林保全プロジェクトによる京都クレジットを購入しカーボンオフセットを行ったとのことですが、今回は国内での森林整備プロジェクトにより創出されるJ-VERを使用するとのことで、国内の森林保全が推進される良いPRになればと思います。

(森林管理がJ-VER制度で正式な位置づけに)
(WATAMI カーボンオフセットカクテル)
(オフセット・クレジット(J?VER)売買に係るワタミフードサービス(株)との契約 高知県)


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このページは、green plusが2010年4月 8日 18:09に書いたブログ記事です。

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