環境配慮設計の推進、工場やオフィスでの省エネの強化などを進めることで、「原料調達」「製造」「輸送」「使用」「廃棄・リサイクル」の各段階においてCO2排出量の削減に取り組むとのこと。
具体的には、主に下記の施策を行うそうです。
1)一台あたりの消費電力を05年度比80%削減したオフィス機器の普及など、低負荷の製品の開発と普及によるユーザー使用時の環境負荷低減
2)自家発電設備の燃料転換(日本)や、風力発電設備の稼動(オランダ)、埋め立て処分場で採取したメタンガスの燃料利用拡大(アメリカ)、省エネ型照明の採用など
3)機械部品のリユース、および海外も含めたリサイクルシステムの展開など、3Rの積極展開
4)輸送拠点・経路の最適化、積載率の向上、モーダルシフトの推進、梱包の軽量・コンパクト化、エコドライブの展開など、物流の効率化
4月6日の記事「アサヒビールが20年までに温室効果ガスを08年比30%削減などを目指す「環境ビジョン2020」」もそうですが、最近2050年までの長期目標だけでなく、20年までの中期目標を設定する企業も増えてきましたね。
グループの富士ゼロックスは1997年から2007年の間に、市場全体で稼動しているコピー機の一台あたりの消費電力を45%削減していますが、05年比でさらに80%というのはとても意欲的な目標だと思います。
今後この流れで中期目標を設定する企業がさらに増えたらいいですね。