日本政府は15日、エジプトの風力発電所建設計画を支援するため、389億円弱の円借款を供与すると発表しました。
この計画は、エジプト紅海沿岸のガルフ・エル・ゼイト地域に22万キロワットの風力発電施設等を建設するもので、鳩山イニシアティブの一環だそうです。
この発電所には、ドイツやスペインなども支援しているらしいのですが、それらの発電施設をあわせると、総容量は90万キロワットを超えるんだとか。
この地域は風に恵まれていて、年間の平均風速が約10メートルもあるそうです。風力発電に必要な風は、平均風速6メートル程度と言われていますが、10メートルもあれば相当な発電量を期待できそうです。
日本では適地が少ないと言われる風力発電ですが、洋上なら比較的安定した風力を得られる適地はまだまだあるので、ぜひ自国での開発も進めてほしいですね。