三上建設など青森県の建設業3社は9日、イネ科の作物「スイートソルガム」から作ったバイオディーゼル燃料(BDF)を使って車両走行実験を行ったそうです。
スイートソルガムは、痩せた土地でも栽培できるうえ、育成が早く、年に2?3回収穫できるので、バイオ燃料用の作物として注目されています。アフリカでは、茎を燃料にし、穀粒は食用に、他の部分は飼料などにするため、食料と競合しないとも言われています。
今回は、このスイートソルガムとスギ、マツ、ナラなどの県産材、廃食油から作ったBDF約10リットルを4トントラックに給油し、走行試験を成功させたとのこと。
まだコスト面などで課題はありますが、重機などの燃料に使う予定なんだとか。
今回は、3社の遊休地を利用して栽培したということなので、CO2削減につながるほか、国産の素材を使ったBDFは原油価格の影響を受けにくく、資源セキュリティ対策にもなりそうです。