三菱重工業は25日、英国政府のビジネス・イノベーション省(BIS)から最大3000万ポンド(約42億円)の補助金を受け、日本メーカーとして初めて、英国における洋上風車の開発プロジェクトに取り組むと発表しました。
プロジェクトでは、5000-7000キロワット級という巨大な洋上風車の実証機を製作・試験し、将来的には英国に洋上風車の製造拠点を構えることも検討するそうです。
洋上風車は現在、世界30カ所以上で140万キロワット以上建設されているそうですが、日本ではほとんど進んでいません。
しかし、日本風力発電協会は、日本には海底に設置する着床式で2900万キロワット、海上の浮体に設置する浮体式で3900万キロワットと、現在日本で導入されている風力発電全体の35倍以上のポテンシャルがあるとしています。
資源があり、技術もあるのに、政策がないために、日本メーカーが国内で活躍できないのはもったいないので、ぜひ日本政府にも本気で普及・開発に取り組んでほしいですね。
風力発電長期導入目標とロードマップ V1.1:日本風力発電協会