京都府は29日、京都市上京区の府庁内の蛍光灯を省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)照明に取り換える工事を始めました。3月初旬までに1400カ所を交換予定で、自治体によるLED照明の大規模導入は全国で初めてといいます。 (写真 京都新聞)
LED照明は蛍光灯に比べて消費電力が52%少なく、寿命も長いです。今回導入するのは大手半導体メーカーローム(右京区)の製品で、府議会棟や府庁 1、2号館のトイレ、廊下などの蛍光灯と替えるとのこと。同時に執務室や会議室でも、蛍光灯の電力消費を効率化するインバーター安定器3484台を設置するそうです。これによって、府庁のCO2排出量を年間77トン削減するそうです。
府は府庁のCO2排出量を2010年度に1990年度比20%減とする目標を掲げており、これまでエコオフィス化や断熱対策、太陽光発電装置の設置により累計14%のCO2削減を行ってきました。このLED導入によってCO2削減量は累計17%となります。