学校から排出されるCO2量は、英国全体のおよそ15％を占めており、ここで大幅なカットが実現できれば、国全体の温室効果ガス排出量の削減にとって大きな貢献になりそうです。
 政策の中核となるのは、エネルギーの使用量をリアルタイムに測定できるスマートメーターの設置プログラムで、使用されるエネルギーを教師や生徒が意識し、全体のエネルギー使用量の削減につなげる計画です。

  政府は学校長や教師、州知事などの関係者に実用的なアドバイスやサポートを提供し、CO2排出の削減を手助けしていくと述べているそう。また、関係者はこの動きは生徒だけにとどまらず、その家族やコミュニティーまで広がることを期待しているそうです。

　英国政府がCO2排出量をゼロにするカーボンニュートラルな学校を設立しようという取り組みが行われています。次世代を担う子どもたちに環境教育が求められる昨今、校内で使用されるエネルギー量を生徒や教師が意識をし削減につなげることで、環境意識の向上、家族やコミュニティーへの波及効果、国全体のCO2削減と様々な相乗効果が生まれますね。
今後の情報公開が楽しみです。