欧州風力エネルギー協会(EWEA)は1月18日、2009年に欧州で新たに8カ所の洋上風力発電所が稼動し、その設備容量は前年比54%の増加となったと発表しました。
欧州9カ国、38カ所で828基の風車が洋上に設置され、設備容量は205万6000キロワットに達したそうです。
さらに、現在17件のプロジェクトが進行中で、完成すれば総容量は350万キロワットとなるんだとか。
この流れを牽引しているのは英国とデンマークで、それぞれの洋上風力発電所の設備容量のシェアは44%と30%となっているそうです。
この二国は、09年に開発している容量でも突出しており、英国は28万4000キロワット、デンマークは23万キロワットを開発したとのこと。
他には、スウェーデンとドイツが3万キロワット、ノルウェーが2300キロワットと続いているんだとか。
日本は洋上風力の開発では大きく遅れをとっていますが、海洋資源には恵まれているため、今後の発展に期待したいです。
European offshore wind power market grew 54% in 2009:European Wind Energy Association - EWEA