静岡市が、市内の「生物多様性」を保全するための基本計画「生物多様性地域戦略」の策定を検討しているそうです。
策定に向けて、市域の8割を占める森林や、湿原、丘陵、河川など、特徴的な環境を抽出。その上で、重要種や特定外来生物を含む動植物の生息、生育状況の調査を10年度にも実施するとのこと。
環境省によると、地域戦略は埼玉、愛知県など6県が策定済みですが、政令市ではまだ北九州市のみで、現在は名古屋市と神戸市が策定中なんだとか。
2010年は「国際生物多様性年」で、10月には名古屋で192の国・地域が参加して国際的な枠組みを策定する「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が開かれます。
そのため、各地で生物多様性に関する取り組みが始まりつつありますが、静岡市の地域戦略策定により、その流れがさらに強くなりそうです。